待合室ブログ

Home

気負わない鉄道ブログ。関西が中心。旧:みんちかブログ&トラックバックセンター。


総務省の調査によると、2012年 7月25日以降使用可能な携帯電話とペースメーカとの距離が 3 cm 程度 を超えていれば、ペースメーカが影響を受けることはありませんでした。総務省は、余裕をみて、携帯電話とペースメーカを 15 cm以上話すように指針しています。

なお、以前、距離 15 cm で影響が出た事例があるため指針距離が 22 cm に設定され、その後、距離 8 cm を超えて影響が出ないなか指針距離 22 cm が改定されませんでした。これらの余裕(安全率)にくらべ、距離 3 cm で影響が出る事例があるため距離を 15 cm 以上離すように、との現指針の余裕(安全率)は、大きなものになっています。

携帯電話がペースメーカに与える影響について、根拠のない不安、つまり迷信が、携帯電話使用者とペースメーカ使用者の間の利害調整を歪めています。

迷信は、取り払わなければなりません。そのために、ネットが果たせる役割は大きいと考えます。

ペースメーカー:電車の「携帯電話電源オフ」再検討の動き- 毎日jp(毎日新聞) 2013/ 9/28 (1/2) (2/2)

 心臓ペースメーカーは、重い不整脈などの患者の体内に埋め込み、心臓に規則的な電気刺激を与える小型の医療機器。電源オフ規制は、携帯電話が発する電波(電磁波)がペースメーカーの動きに影響を与える可能性が指摘されたことから、2003年ごろから導入された。1997年、郵政省(当時)や医療関係者らでつくる「不要電波問題対策協議会」が携帯電話をペースメーカーから22センチ以上離すよう指針を出したのが根拠だ。総務省も実験(約15センチで影響が出た)をもとに05年、同様の指針出した。

 だが、強い電波が出た「第2世代」と呼ばれる携帯電話が使用停止となった昨年、総務省が再度調査したところ、影響を与える距離は最大で3センチだった。このため今年1月、総務省は余裕をみて指針を「15センチ程度離す」と改訂した。

...

指針に関し、約30年間、ペースメーカー治療に携わっている板橋中央総合病院循環器科不整脈・心不全診療部長の中島博医師は「胸ポケットに携帯電話を入れて抱き合うなどの特殊な状態が続く場合を除き、電波に干渉される可能性は極めて低い。電車内の放送は装着者に過大な恐怖を与え、普通の生活を送るために装着したはずの患者が、不安で電車に乗れないなど生活が制限される事態が起きている」と指摘する。

 一方、ペースメーカー使用者らでつくる日本ペースメーカー友の会の日高進副会長は「影響はないと会員に周知をしているが、周知は行き届いていないし、古くからの装着者の不安を拭いきれない。電源オフは継続してほしい」と慎重な意見だ。


参考:
総務省 電波利用ホームページ | 電波の医療機器等への影響に関する調査

現・指針 各種電波利用機器の電波が植込み型医用機器へ及ぼす影響を防止するための指針 平成25年(2013年)1月 総務省

1 携帯電話端末の電波が植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するための指針 平成24年7月25日以降サービスが行われている方式の携帯電話端末による植込み型医療機器への影響を調査した結果、一部の植込み型医療機器について、携帯電話から最長で3cm程度の離隔距離で影響を受けることがあったことから、以下の通り取り扱うことが適切である。

なお、PHS端末については、影響を受けた植込み型医療機器はなかったが、携帯電話端末と外見上容易に区別がつきにくいため、PHS端末の所持者は、必要に応じて植込み型医療機器の装着者に配慮することが望ましい。

ア 植込み型医療機器の装着者は、携帯電話端末の使用及び携行に当たっては、植込み型医療機器の電磁耐性(EMC)に関する国際規格(ISO14117等)を踏まえ、携帯電話端末を植込み型医療機器の装着部位から15cm程度以上離すこと。また、混雑した場所では、付近で携帯電話端末が使用されている可能性があるため、注意を払うこと。

イ 携帯電話端末の所持者は、植込み型医療機器の装着者と近接した状態となる可能性がある場所では、携帯電話端末と植込み型医療機器の装着部位との距離が15cm程度以下になることがないよう注意を払うこと。なお、身動きが自由に取れない状況下等、15cm程度の離隔距離が確保できないおそれがある場合には、事前に携帯電話端末が電波を発射しない状態に切り替えるなどの対処をすることが望ましい。


旧・指針 各種電波利用機器の電波が植込み型医用機器へ及ぼす影響を防止するための指針 平成17年(2005年)8月 総務省

1 携帯電話端末及び PHS 端末の電波が植込み型医用機器へ及ぼす影響を防止するための指針

ア 植込み型医用機器の装着者は、携帯電話端末の使用及び携行に当たっては、携帯電話端末を植込み型医用機器の装着部位から 22 ㎝程度以上離すこと。
また、混雑した場所では付近で携帯電話端末が使用されている可能性があるため、十分に注意を払うこと。


補足:
日本ペースメーカー友の会の副会長の意見に関しては、同会が設定しているであろう「社会のあるべき姿」に、当事者として、社会を近づける意志があるのかどうか、根拠をもって不安に感じます。

「寝た子を起こすな」という言葉があり、それは、利害の大きな別の問題の解決に注力するために、全体の問題解決の一手段として認められるものであるでしょう。しかし、社会の大多数をしめる携帯電話使用者に日常空間で電源オフを強いることは(問題解決の当事者であれば、なおさら)「起きている子」であり、「寝た子」ではありません。
スポンサーサイト
 
 
 
 
 
■  ■  ■

 
本文へは上スクロールしてください












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://minchika.blog20.fc2.com/tb.php/255-f8055347

新しいトラックバックほど上に表示されます。