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気負わない鉄道ブログ。関西が中心。旧:みんちかブログ&トラックバックセンター。


鉄道をはじめとして、インフラが文化を生み出す。

これは、2つの機序(メカニズム)に支えられている。

1つは、カール・マルクスによる経済学的な機序である。

もう1つは、マーシャル・マクルーハンによるメディア論的な機序である。

なお、文化とは社会的なものである。

(1) 経済学的な機序

インフラ → 経済 → 文化 という機序である。
  └─→─→─→─┘

インフラが経済を生み出すのは自明である。

インフラが文化を生み出す機序は、下記のとおりである:

藤井 聡 : 超インフラ論 地方が甦る「四大交流圏」構想 電子書籍版 (PHP研究所, 2015〈底本はPHP新書(2015)〉) 位置No. 256/2339.

カール・マルクスはさらに、彼の初期的な著作の中で交通インフラの重要性を包括的に論じている。彼はまず、我々の社会、経済、文化、言語、宗教などのあらゆる「上部構造」(スープラストラクチャー)は、その「下部構造」(インフラストラクチャー)に依存していると論じた。そして、そのインフラストラクチャーの中でも、とりわけ重要なものとして「物質的交通」を論じている。つまり、交通インフラの有り様が、人々の「交流」すなわち、「コミュニケーション」のあり方を規定し、その人々の交流・コミュニケーションの有り様によって、ありとあらゆる上部構造(社会、経済、文化、宗教など)が決定されていく、と論じたわけである、

経済が文化を生み出す機序は、下記リンクのとおりである:

経済と文化に関する小節
経済と思想

経済学的な機序により生み出される文化は、属人的・属制約的な良い現実、現時点における解、具体的、ボトムアップ的 である。

(2) メディア論的な機序

インフラ = コンテナー → 文化 という機序である。

マクルーハン的に書けば、

技術(を実装した使用物) = メディア → メッセージ である。

この機序は、下記リンクのとおりである:

メディア=技術=身体の拡張=感覚の拡張

メディアはメッセージである
...
マクルーハンの頭の中では、「メディア=テクノロジー=身体の拡張=感覚の拡張」という等式が成り立っているわけですね。

メディア論的な機序により生み出される文化は、理想、良し悪しの評価式、抽象的、トップダウン的 である。


関連:
● (2) メディア論的な機序 に関連して 

グリーン車とWebサービス――モノによって人を動かす

井上 真琴 : 図書館に訊け (ちくま新書, 2004) p.70.

書誌学(本を研究する学問)では、書物は「内容が形態を規定」し、「書物の大きさは単にサイズの問題ではなく、その内容や用途によって決定されている」(「IV 比べて考える」『牧野富太郎蔵書の世界』高知県立牧野植物園、二〇〇二)とする。


● 「鉄道をはじめとして、インフラが文化を生み出す」は、阪急電鉄により文化が創造されてきた地域で生まれ育ったことから気づかされてきた。

それを文章化するきっかけは、本記事及び本記事からのリンク先で引用している、JR九州の車両デザインで知られる水戸岡 鋭治氏の考えに触れたことがある。
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無音版です: { 2017/ 1/ 2追加 }





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